歯周病が原因で他の病気になる事は?



歯周病が原因で全身の病気になる事はあるのでしょうか?


歯周病菌が感染する事によって他の病気になる可能性はあります。


歯周病は感染症ですので、歯周病菌(細菌)が歯周組織に感染すれば歯周病となり、歯周病菌が血液や唾液などに混じって全身に流れていけば歯周病以外の病気になる可能性は否定できず、現に近年、歯周病菌が原因でさまざまな病気の引き金になると報告されています。



 歯周病と肺炎



歯周病になると『肺炎』にかかりやすくなるといわれています。


歯周病菌の中に含まれる細菌には肺炎の原因になる細菌が含まれているため、何らかの病気や高齢者など、抵抗力が落ちている状態で歯周病菌が含まれた唾液を間違って吸引してしまい、肺に入ってしまうと、肺炎になる可能性が高くなるといわれています。


 歯周病と心臓病



病気などで感染症に対する抵抗力が落ちている方や高齢者が歯周病にかかり、歯周病治療の過程などで歯周病菌が混じった血液が歯肉の血管から入り、全身を巡り心臓に流れてしまうと心臓の血管壁に炎症を起こし、『心臓病(感染性心内膜炎・狭心症・心筋梗塞)』になってしまう可能性があります。


 歯周病と妊娠・出産



歯周病患者が妊娠している場合、歯周病によって作り出された物質によって『早産』する可能性が高くなり、また歯周病菌が羊水内に入ってしまうと胎児の成長に影響を与えるため『低出生体重児』が産まれる確立が健康な妊婦の方に比べて約7倍以上高くなるといわれていますので、可能であれば歯周病を治療してから妊娠をするようにしたいものです。


また妊娠し女性ホルモン(エストロゲン)が増加すると、同時に口の中の細菌の数も増加するため歯周病になりやすくなるともいわれており、女性が妊娠、出産すると歯周病や虫歯など口の中の健康に大きく影響するのです。


 歯周病とエイズウイルス(HIV)



2009年(平成21年)2月、歯周病菌が増殖の過程で大量に作り出す“酪酸”が潜伏しているエイズウイルス(HIV)を活性化させ、エイズを発症させる危険性があるとニュースとなりました。


落合邦康教授(日本大学)と岡本尚教授(名古屋市立大学、細胞分子生物学)らは、HIVが潜伏している免疫細胞に酪酸を含んだ歯周病菌の培養液を加えたところ、ウイルスが急激に増殖することを実験で確認したようで、落合教授によると、「HIVの感染に気づいていない人が、歯周病をきっかけに発症する恐れがある。今後はマウス実験や疫学調査で実態を解明したい」と話しています。


これは非常にショッキングなニュースです。歯周病が原因で実にさまざまな病気の引き金になる可能性があることは分かっていましたが、まさか歯周病菌が「HIV(エイズウイルス)」を増殖させてしまうとは・・・


 その他の歯周病Q&A



歯周病は移るの?

歯周病は遺伝するの?

歯を抜かなければならない場合もあるの?

歯周病治療に健康保険は使える?



スポンサードリンク

歯周病の症状

歯周病の原因

歯周病の予防対策

治療法・手術法・治し方

関連Q&A

リンク集&免責事項

SNS / bookmarks

サイト更新日


平成29年7月26日

お問い合わせ


Copyright © 2008-2017 歯周病ガイド. All rights reserved